MacBook Airの「光るリンゴマーク」は、かつて多くのユーザーを魅了した、Appleを象徴するデザインのひとつです。
ノートパソコンを開いた瞬間に背面で静かに光るリンゴは、所有する喜びや特別感を強く印象づけ、多くの人にとって“Macらしさ”を感じさせる存在でした。
しかし現在では、この光るロゴを見かける機会はほとんどなくなり、「光っていたのはいつまで?」「今でも手に入るモデルはあるの?」と疑問に思う人も少なくありません。
この記事では、光るリンゴマークが残るMacBook Airの対応モデルを年代別に分かりやすく整理し、いつ・どの世代で廃止されたのかを明確にします。
あわせて、光るロゴがなくなった理由や、今後復活する可能性があるのかどうかについても現実的な視点で解説します。
さらに、中古で購入する際に注意すべきポイントや、デザイン重視で選ぶ場合の考え方まで踏み込んで紹介します。
光るリンゴに魅力を感じてMacBook Airを選びたい方に向けた、判断材料がひと通りそろう内容です。
光るリンゴが残るMacBook Airはいつまで?モデル別まとめと年表

2008〜2017:Intel時代の光るロゴ搭載モデル
MacBook Airで「光るリンゴマーク」が採用されていたのは、初代モデルが登場した2008年から、Intelプロセッサを搭載した2017年モデルまでです。
この時代のMacBook Airは、ディスプレイのバックライトを背面ロゴに透過させる独自構造を採用しており、画面を開くとリンゴマークが自然に発光する仕組みになっていました。
この発光ロゴは単なる装飾ではなく、「Macを使っていることが一目で分かる象徴」として高い認知度を持っていました。
カフェやオフィスでMacBook Airを開いた際に、背面で静かに光るリンゴマークに憧れを抱いた人も多く、このデザイン自体がブランド価値の一部を担っていたと言えます。
主な対象モデルは以下の通りです。
- 2008年〜2010年:初代〜第2世代(11/13インチ)。薄さと軽さが話題となり、光るロゴと相まって強いインパクトを残しました。
- 2011年〜2015年:薄型化・軽量化がさらに進んだ主力世代。完成度が高く、現在でも中古市場で人気があります。
- 2017年モデル:光るリンゴを搭載した最終モデル。性能面は控えめながら、デザイン面での完成形と評価されることもあります。
なお、2018年モデルは登場しておらず、2017年モデルが「光るリンゴ搭載MacBook Airの最終世代」として公式にも事実上の区切りとなっています。
このため、光るリンゴを求める場合は、必然的にこの年代まで遡って選ぶ必要があります。
Apple Silicon移行後の非搭載モデル
2018年以降に登場したMacBook Airでは、リンゴマークは完全に「光らない仕様」へと変更されました。
特にM1チップを搭載したApple Silicon世代以降は、全モデルで非発光ロゴが採用され、過去の発光デザインは完全に姿を消しています。
これは単なるデザイン変更ではなく、Retinaディスプレイ採用による内部構造の変化、筐体素材の見直し、そして設計思想そのものの転換を意味しています。
現行ラインナップにおいて、光るリンゴマークを標準搭載したMacBook Airは存在せず、今後も復活の兆しは見られていません。
光らなくなった理由とAppleのデザイン戦略

素材・設計・ブランド方針の変化
光るリンゴマークが廃止された最大の理由は、筐体設計と素材の変更にあります。従来モデルでは、背面ロゴ部分に透過素材を用い、ディスプレイの液晶バックライトの光をそのまま利用することで、追加の発光パーツを使わずにリンゴマークを光らせていました。
この仕組みはシンプルで美しい反面、ディスプレイ構造に強く依存するという制約も抱えていました。
しかしRetinaディスプレイの採用以降、画面の高精細化や多層構造化が進み、内部スペースは従来よりも高密度になっています。
その結果、背面ロゴまで光を均一に透過させる余地がなくなり、発光ロゴを維持すること自体が設計上難しくなりました。
加えて、剛性や耐久性を重視したアルミユニボディ構造との両立も課題となり、発光ロゴは優先度の低い要素と判断されたと考えられます。
また、Appleは近年「ミニマルで統一感のあるデザイン」を強く打ち出しており、製品ごとの差異よりもライン全体の一体感を重視する傾向が顕著です。
発光ロゴは視覚的な主張が強く、使用シーンによっては目立ちすぎるという側面もありました。
そのため、控えめで洗練された外観を志向する現行のブランド戦略とは相性が悪いと判断された可能性も高いでしょう。
光るリンゴを復活させる方法とリスク

外付けアイテム・DIY・業者依頼の比較と注意点
光るリンゴを再現したい場合、いくつかの方法は存在します。
ただし、これらはいずれもApple公式が認めている手段ではなく、純正仕様とは異なる点を十分に理解した上で検討する必要があります。
見た目だけを重視するのか、実用性や安全性を優先するのかによって、適した方法は大きく変わります。
- 外付けLEDロゴシール:MacBookの背面に貼り付けることで、手軽に「光るリンゴ風」の演出が可能です。USB給電や内蔵バッテリー式など種類も多く、価格も比較的安価なのがメリットです。一方で、発光の均一さや明るさには個体差があり、長期間使用すると剥がれやすい、見た目がチープに感じられるといったデメリットもあります。
- DIY改造:本体を分解し、内部にLEDを仕込むことで本格的な発光ロゴを再現する方法です。完成度が高ければ満足感は大きいものの、分解作業には専門知識が必要で、少しのミスが基板破損や動作不良につながります。また、メーカー保証は確実に失効し、修理を断られるケースも少なくありません。
- 業者依頼:改造専門業者に依頼すれば、DIYよりも完成度の高い仕上がりが期待できます。ただし費用は数万円規模になることが多く、将来的にApple公式修理が受けられなくなるリスクも伴います。売却時の評価が下がる可能性がある点も考慮すべきでしょう。
特に現行モデルや高価なApple Silicon搭載機での改造はおすすめできず、デザイン的な満足感と引き換えに、大きなリスクを背負うことになります。
光るリンゴに強いこだわりがある場合でも、あくまで自己責任の範囲に限られる選択肢であることを理解しておくことが重要です。
光るロゴ重視でMacBook Airを選ぶなら?購入・修理ガイド

中古での選び方と修理コストの比較
「どうしても光るリンゴがいい」という場合は、中古市場で2017年以前のMacBook Airを探すのが、現在考えられる中で最も現実的かつ確実な選択肢です。
新品では入手できない以上、流通量がまだ比較的多く、パーツ交換の実績も豊富な世代を狙うことが重要になります。
中古購入時のチェックポイントは以下の通りです。
- バッテリーの劣化状況:充放電回数や最大容量を確認し、交換前提かどうかを判断します。
- キーボード・トラックパッドの反応:入力遅延や反応ムラがないか、実使用を想定して確認します。
- ロゴ部分のムラや劣化:光り方に偏りがないか、黄ばみや影が出ていないかも見落とせません。
加えて、OSの対応状況やストレージ容量、メモリ構成も重要な判断材料になります。
古いモデルほど最新macOSへの対応が終了している場合があり、日常用途で使うのか、コレクション的に楽しむのかで許容範囲は変わってきます。
修理コストについては、バッテリー交換やストレージ換装が中心となり、場合によってはキーボードやファンの交換が必要になることもあります。
その結果、初期購入価格は安くても、トータルの保守費用は最新モデルより高くつくケースも珍しくありません。
そのため「光るロゴというデザインを最優先するのか」「性能や将来性を重視するのか」を事前に明確にした上で選ぶことが、後悔しない中古購入の最大のポイントと言えるでしょう。
結論とまとめ:光るリンゴの終焉と今後の可能性
MacBook Airの光るリンゴマークは、2008年から2017年までのIntel時代にのみ存在した、Appleを象徴するデザイン要素でした。
この発光ロゴは単なる見た目の演出ではなく、「Macらしさ」や所有する満足感を強く印象づける役割を果たしており、当時のユーザー体験を語るうえで欠かせない存在だったと言えます。
しかし、Apple Silicon世代以降は設計思想や製品コンセプトが大きく変化しており、この仕様が再び公式に復活する可能性は、現時点では低いと考えられます。
それでもなお、光るリンゴマークは今も多くのユーザーに愛され、強いノスタルジーを喚起する存在であり続けています。
作業性能や最新機能よりも、当時のデザイン性や雰囲気を重視したい人にとっては、中古モデルを選ぶ価値は十分にあります。
一方で、長期的なOS対応や処理性能、安心して使い続けられる将来性を重視するのであれば、現行のMacBook Airを選ぶ判断も合理的です。
自分が何を優先したいのかを明確にし、デザインへのこだわりと実用性のバランスを見極めることが、結果として後悔しない選択につながるでしょう。

